一般財団法人 野萩青少年育成財団
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真理に至る道などは存在しない―1

2022-05-31 著者:小山一夫

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「ただひとりあるとは、どんな宗教や国家、いかなる信念やドグマにも属さない、アウトサイダーたることである。

このような単独性こそが、人間の愚行によっては決して触れられたことのない、天真さに出会うのである。

 世の中の喧燥のただなかにありながら、決してそれに流されることなく生きられるのは、天真な心である。

それはどんな衣装もまとっていない。

何らかの決まった道をたどって、その結果善性が開花するというようなことはない。

なぜならば、真理に至る道などは存在しないからである。」

『クリシュナムルティの瞑想録』


スッタニパータに「犀の角」という一連の句があります。


「出家者でありながら、なお不満の念をいだいている人々がいる。また家に住まう在家者でも同様である。だから他人の子女にかかわること少なく、犀の角のようにただ独り歩め。」

『ブッダのことば』岩波文庫


スッタニパータでは、このように「犀の角のようにただ独り歩め」という言葉がなんと41回も、様々な内容で語られます。


この「犀の角のようにただ独り歩め」の解釈ですが、たとえば、ヒマラヤに引き篭もって誰にも会わず、生涯孤独を貫けとかいう意味ではありません。


友を選び、学び合い、啓発しあって道を歩んでゆくようにと、この経典で釈迦は勧めています。


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