2024-09-21 著者:小山一夫
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アーサナや呼吸法の後、シャヴァ・アーサナで身心を鎮め、ゆったりと安らぐことが、ヨガの効果を引き出すカギになります。
たとえば肩凝りで鍼治療をするとき、鍼が打たれている時は、交感神経が優位になり、血管が収縮します。もし血流(気血)が滞っていて肩が凝っているなら、流れを促した方がいいので、鍼を打つことは一見逆行しているように思えます。ですが、鍼の効果は、鍼を打っている時ではなく、抜いた時からが本番なのです。なぜなら鍼を抜いた瞬間、それまでの交感神経優位の状態が、一気に副交感神経優位に逆転するからです。それにより血管が弛緩し、血流が促進されます。気血は、相関関係が強いので、血流と共に気の流れも高まります。つまり鍼を抜いた後の効果を期待して、鍼を打つわけです。「抜くために打つ」。
これと同じことがヨガのアーサナにも言えます。
アーサナには、たくさんの種類があります。比較的易しいものから、難易度の高いものまで様々です。初心者は、なんであんなアクロバティクなポーズを練習するのか、不思議に思うかもしれません。ですがアーサナの後のシャヴァ・アーサナを通して、結果的に気血の流れを整えたり、高めたりするのだとわかれば、きっと納得されることと思います。鍼と同じで、「シャヴァ・アーサナの時、目的別に様々な効果を引き出すために、アーサナを行う」のですから。