2025-02-05 著者:小山一夫
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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第三 見牛
序
従声得入、見処逢源
六根門著著無差、動用中頭頭顕露
水中塩味、色裏膠青
貶上眉毛、但非他物
声より得入(とくにゅう)すれば、見処(けんじょ)源に逢う
六根(ろっこん)門 著々(じゃくじゃく)差(たが)うこと無し、動(どう)用(よう)の中頭々(ずず)顕(けん)露(ろ)す
水中の塩味、色(しき)裏(り)の膠(こう)青(せい)
眉毛(びもう)を貶上(さつじょう)すれば、是れ他物(たもつ)に非ず
頌
黄*枝上一声声日
暖風和岸柳青
只此更無廻避処
森森頭角画難成
黄(こう)*(おう)鶯枝上 一声声
日暖かに風おだやかにして岸柳青し
只此れ更に廻(かい)避(ひ)する処無し
森々たる頭(ず)角(かく) 画(えが)けども成り難し
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⑥随息観~自然な呼吸を見守る
インドの聖者ラーマナ・マハーリシは次のように語っている。
「プラーナーヤーマにはふたつの種類がある。呼吸を制御し調整する方法、そしてただ自然な呼吸を見守る方法である。(中略)呼吸を見守ることもプラーナーヤーマの形式のひとつである。吸気、維持、呼気の形式はより暴力的であり、各段階を追って正しい師が指導していなければ、危険をともなうこともあるだろう。だが、単に自然な呼吸を見守る方法はやさしく、危険を含むことはない。」(「あるがままに」)
ラーマナはこのように、「自然な呼吸を見守る方法」を説いている。つまり呼吸を数えることに専念したり、また様々な方法で呼吸をコントロールすることは、坐禅やヨーガの完成からは程遠いレベルなのだ。よってそれらに囚われてはならない。
さてこのラーマナの技法に似たものは、天台小止観の修止観法門・善根発相第七に随息として、また大安般守意経では数息観の次に相随として、各々登場する。