一般財団法人 野萩青少年育成財団
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禅の十牛図 考-121

2025-02-10 著者:小山一夫

原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。

禅の十牛図について技術的な側面から解説します。

(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第三 見牛


序
従声得入、見処逢源
六根門著著無差、動用中頭頭顕露
水中塩味、色裏膠青
貶上眉毛、但非他物

声より得入(とくにゅう)すれば、見処(けんじょ)源に逢う
六根(ろっこん)門 著々(じゃくじゃく)差(たが)うこと無し、動(どう)用(よう)の中頭々(ずず)顕(けん)露(ろ)す
水中の塩味、色(しき)裏(り)の膠(こう)青(せい)
眉毛(びもう)を貶上(さつじょう)すれば、是れ他物(たもつ)に非ず

頌
黄*枝上一声声日
暖風和岸柳青
只此更無廻避処
森森頭角画難成

黄(こう)*(おう)鶯枝上 一声声
日暖かに風おだやかにして岸柳青し
只此れ更に廻(かい)避(ひ)する処無し
森々たる頭(ず)角(かく) 画(えが)けども成り難し
 

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このようにプラーナーヤーマはプラーナを制御する技術だが、実はとても複雑なものだ。なぜならプラーナはひとつではないからだ。

 

このプラーナはまず生気系と光輝系に大別され、さらに各々が5種類(五気。①ウダーナ気、②プラーナ気、③サマーナ気、④アパーナ気、⑤ヴィアーナ気)に分類される。

 

生気系の五気は順に肉体の各ゾーン、①頭頂~鼻、②鼻~心臓、③心臓~臍、④臍~足先、⑤全身を包む、にそれぞれ配置されている。

 

光輝系は無形なので肉体とは直接対応していないが、真我(プルシャ)そのものに関わっている。また、大自然にも別の形で生気系と光輝系の五気が存在する。そしてこれらを自在に制御する技法がプラーナーヤーマなのだ。


ヨーガスートラには、次の3段階の技法が説明されている。

 

①呼息と吸息の流れを断ち切る、

②外部的と、内部的と、制止的な働き、

③内外の対象を排除する、の3段階だ。

まず体内、そして体外のプラーナを動かす。

体内の生気系五気を同時に動かす時には、前述の①~⑤の各ゾーンの気を総動員して行なう。基礎トレーニングとして生気系五気を高めるには、ハタ・ヨーガやクンダリーニ・ヨーガ等の密教ヨーガ、導引・行気、站椿功、そして達磨が伝えたとされる易筋経や洗髄経などが役立つだろう。日頃少しずつでも練習しておけばかなり違う。もしそれらをやっていないならば、本書で説明した数息観から随息観までを練習するといい。そうすれば皮膚脱落に必要な力が養成されるだろう。

 


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