2025-04-04 著者:小山一夫
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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第四 得牛
序
久埋郊外、今日逢渠
由境勝以難追、恋芳叢而不已
頑心尚勇、野生猶存
欲得純和、必加鞭撻
久しく郊外に埋もれて今日渠(かれ)に逢う
境(きょう)、勝(すぐ)るに由(よ)って以て追い難し、芳(ほう)叢(そう)を恋(した)うて而も已(や)まず
頑(がん)心(しん)尚(なお)お勇み、野生猶(なお)存す
純(じゅん)和(な)を得んと欲せば必ず鞭(べん)撻(たつ)を加えよ
頌
竭尽精神獲得渠
心強力壮卒難除
有時纔到高原上
又入烟雲深処居
精神を竭(けつ)尽(じん)して渠を獲得す
心強く力壮(さか)んにして卒(にわか)に除き難し
有る時は纔(わず)かに高原の上(ほとり)に到り
又煙雲深き処に入って居(きょ)す
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祗管打坐と中空の竹
前述のように、真我は通常肉体の外にあることが多い。
そして無形の真我は、有形の肉体に拘束されない。それでは、その離遊の真我を身体の中府に安定させるために何が必要なのか?どのようなプロセスでそれが実現するのか?
その精妙な仕組みと法則について詳解する。
これまで述べてきたように、正法眼蔵にはしばしば「露柱」が登場する。
露柱懐胎、露柱歩空行など幅広く使われている。この露柱は正法眼蔵のみならず、碧巌録や臨済録など各所で目に付く言葉だ。だからご存知の方も多いと思う。
「露柱をしても問取せしむべし。」正法眼蔵・仏性、
「露柱歩空行なり」正法眼蔵・三十七品菩提分法、
「露柱に問取せよ」景徳伝燈録、
「古仏は露柱と相交わる」碧巌録、
「露柱は凡か聖か」臨済録、
「露柱懐胎」信心銘など。
露柱とは、「四周が丸出しになっている木の円柱。禅語録では情識を絶していることでかえって真実を体現したものの象徴として言及されていることが多い」(「禅の思想辞典」)という意味らしい。「正法眼蔵」(岩波文庫)の注では「仏性」とあったが、概ねそのような意味にとられている。