2025-04-24 著者:小山一夫
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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第五図 牧牛
序
前思纔起、後念相隨
由覚故以成眞、在迷故而為妄
不由境有、唯自心生
鼻索牢牽、不容擬議
前(ぜん)思(し)纔(わず)に起これば、後(ご)念(ねん)相(あい)随(したが)う。
覚(かく)に由(よ)るが故に以(もっ)て真となり、迷(めい)に在るが故に而(しか)も妄(もう)と為る
境(きょう)に由って有(う)なるにあらず、唯(た)だ心(しん)より生ず
鼻(び)索(さく)牢(つよ)く牽(ひ)いて擬議(ぎぎ)を容(い)れざれ
頌
鞭索時時不離身
恐伊縦歩入埃塵
相将牧得純和也
羈鎖無拘自逐人
鞭(べん)索(さく)時々(じじ)身を離れず
恐るらくは伊(かれ)が歩を縦(ほしいまま)にして埃(あい)塵(じん)に入らんことを
相(あい)将(ひき)いて牧得すれば純(じゅん)和(な)なり
羈(き)鎖(さ)拘(こう)すること無きも自ずから人を逐(お)う
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真我の浄化と働きの強化
②は、中空の竹の状態で師の傍らに坐ることが必須だ。
師が放つ神気が中空の竹へ流れ込むに従って露柱が充実し、その内にある真我も共に浄化されてゆく。この浄化は、真我(プルシャ)(仏性)に付着する穢れを祓うことになるが、単に真我の透明度が増すだけではなく、その輝きも強くなる。つまり真我それ自体の働きが強くなるわけだ。マイナス作用の低減とプラス作用の増加が同時になされると考えればいい。
マンツーマンならば、鑑機三昧によってカスタマイズされた禅定の神気なのでさらに有効だ。実際に受けてみると、光と共にかなりの圧力が上からかかってくる。然程穢れていなければ大丈夫だが、穢れ具合が強いと、大概、潰されたように坐ったまま前屈してしまう。だが心配することはない。浄化が進むにつれて解消されるはずだ。