一般財団法人 野萩青少年育成財団
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禅の十牛図 考-219

2025-05-19 著者:小山一夫

原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。

禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章    第六図 騎牛帰家


序
干戈已罷、得失還空
唱樵子之村歌、吹児童之野曲
身横牛上、目視雲霄
呼喚不回、撈籠不住

干(かん)戈(か)已(すで)に罷(や)み、得失(とくしつ)還(ま)た空(くう)ず
樵(しょう)子(し)の村歌を唱(とな)え、児童の野曲を吹く
身を牛上に横たえ、目に雲(うん)霄(しょう)をみる
呼(こ)喚(かん)すれども回(かえ)らず、撈(ろう)籠(ろう)すれども住(とど)まらず

頌
騎牛迤邐欲還家
羗笛声声送晩霞
一拍一歌無限意
知音何必鼓唇牙

牛に騎(の)って迤邐(いり)として家に還(かえ)らんと欲す
羗(きょう)笛(てき)声声晩(ばん)霞(か)を送る
一拍一歌限り無き意
知(ち)音(いん)は何(なん)ぞ必しも唇(しん)牙(げ)を鼓(こ)せん
 

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<脚注>


1.サンヴァラ・・新たな業(カルマ)をこれ以上霊魂に付着させないように遮ること。
2.白衣派・・白衣派は寛容的で着衣を認めているが、裸行派は裸行を遵守する保守的な厳格派。
3.四大宗派・・ニンマ派、サキャ派、カギュー派、ゲルク派。
4.マルパ・・カギュー派の開祖(1012-1097)。ナローパの弟子。ミラレパを育てる。
5.ドルジェタク・・チベット密教史上、度脱(呪殺)と性的ヨーガによって最強にして最凶といわれた密教僧。
6.ナーローの六法・・カギュー派の究竟次第の奥義。チャンダリーの火・幻身・光明・夢・遷移(ポワ)・トンジュク。
7.自感法・・自らの一霊四魂を霊肉分離させ、神界に至らしめる法。能動的な神人合一法。
8.浮かばれる・・泉の中に投げ込んだ石は祈願しても浮かんでこないという阿含経の話から出た言葉。
9.師資契合・・師と弟子がぴったりと一つになること
 


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