2025-07-14 著者:小山一夫
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ヨーガスートラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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2.五禁戒(ヤマ)と五勧戒(ニヤマ)について
ヨーガスートラによれば、
ヤマとは、非暴力、正直、不盗、禁欲、不貪(ふとん)であり(2-30)、
ニヤマには、清浄、知足、苦行、読誦、自在神への祈念をあげています(2-32)。
これが完全に達成されないと次のアーサナに進めないとすれば、果たしてヨーガを志す人々の何%が出来るでしょうか。もちろん言葉の定義にもよりますが、凡人には不可能に近いかなり高いハードルだと思います。実際、同書では次のように述べているわけですから、あながち的外れな感想ではないようです。
「知足の戒行を守ることからは、無上の幸福が得られる」(2-42)
「読誦の行に専念するならば、ついには自分の希望する神霊に会うことができる」(2-44)
「自在神への祈念によって、三昧に成功することができる」(2-45)
注1・・神霊については、2-44参照。
注2・・自在神については、1-23、1-25、1-26を参照。
もしも言葉通りに受け取れば、三昧までの他のプロセスは不要ということになります。
文章から見れば、これらはカルマ・ヨーガ、マントラ・ヨーガ、バクティ・ヨーガなどにも通ずるわけですが、これらの流派でも方法は異なれど、そのプロセスに於いては、八部門に類似した考え方があるようです。