一般財団法人 野萩青少年育成財団
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ヨーガスートラ 考-20

2025-07-29 著者:小山一夫

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ヨーガスートラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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では調気法とは如何なるものなのでしょうか。


調気法は呼吸法と同一ではないということ、さらに「気」をテーマにしていることから考えれば、調気法はこの無意識で行なっている呼吸のプロセスを遮断して「観」を伴いながら意識的に行うことにより、気の制御をする行為だと考えられます。


気のエネルギーを制御する場合、初心者は呼吸法や体内操作、そして内観によってコントロールすることになりますので、そこに接点を見出すことが出来ます。


「調気は外部的と、内部的と、静止的な働きとから成り、空間と時間と数とによって測定され、長くて細い。」(2-50)

呼吸は現代医学では、外呼吸と内呼吸に分かれます。
外呼吸は、肺胞とそれを取り巻く毛細血管との間のガス交換を指し、内呼吸とは、全身の細胞と血液との間におけるガス交換を言います。


ヨーガの呼吸法は、単に吸ったり吐いたりという外呼吸の役割が主目的なのではありません。
それならばラジオ体操の深呼吸でも似たような効果を得られるでしょう。


そもそもヨーガそれ自体のメインテーマは内呼吸の制御なのですから、呼吸法もまた内呼吸の制御に直接的な役割を果たさなければなりません。これが「内部的な働き」なのです。


では静止的な働きとはなんでしょうか。
私はこれは細胞内での化学的な働きのことだと思います。
現代医学では定義上、有機物を分解しエネルギーを作り出す過程をも内呼吸としていますが、この細胞内での血液の動きを伴わない状態での内呼吸を私は「静止的な働き」と解釈しています。
 


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