2025-07-31 著者:小山一夫
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ヨーガスートラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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博士は一例として、注釈家の中には「この第四の調気法をハタヨーガのケーヴァラ・クンバカのこと」とする人もいると述べられていますが、ならば、わざわざ別に(2-51)を設ける必要はないでしょう。
第三の調気法(静止的な働き)が第四の調気法と同じというのでは説明が成り立たないのは明白です。
だとしますと、(2-50)についても、単純にクンバカの種類の違いだと解釈してよいのかどうかということになります。
また(2-52)には「調気法を行ずることによって、心の輝きを覆いかくしていた煩悩が消滅する」とありますが、息を止める練習をするだけで煩悩が消滅するならば、釈迦はあれほど苦労しなかったでしょう。
ですから、私は(2-50)がクンバカの種類の違いを述べていると、簡単に結論付けるのには疑問を抱いているわけです。
ではどのように解釈すればいいのか、浅学ながら私の考えを述べさせていただきます。
つまり内外の対象を排除するとは、文字通り、その境をなくすことであり、これは「動的な働き」の領域上の区分(内・外)の撤廃を説明するものです。
そして動に対する静として、次に「静的な働き」が登場するわけですが、前者の領域的分類とこの動きの状態の区別とは同じステージではないので「外・内・静的」を並列的に解釈するのは適当ではありません。