2025-08-06 著者:小山一夫
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ヨーガスートラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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先ほど「器官と心の動きとが一体になっている」状態とは、内観の充実した状態だ、と書きましたが
「最高の従順さ」のレベルになりますと、そこには内外の区別もありません。
観には内観と外観、そして「内と外の境を排除した観」の三つがありますが、内観が鍛えられますと、表裏の関係にある外観力も同時に強くなります。そしてそのパワーを以って境をなくしてゆくわけですから、全ての基本は内観力ということになります。
佐保田博士は次のようにも述べておられます。
「そして最後に、心の作用が完全に滅ぼされたとき、感官のはたらきもこれに追随して消滅することになる。」(「ヨーガ根本経典」P114)
これは後述しますが、まさに肉体感覚の消失そのものです。
つまり心の作用が完全に滅ぼされた時とは、(1-2)の「ヨーガとは心の作用を止滅することである」という境涯に相当します。まさに肉体と8番のチャクラの境がなくなったときが、この最高の従順さを超えた最終段階の制感なのです。
スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ師の「魂の科学」(たま出版)によれば
「制感の境地にあると、意思は外界の事物に捉われるということがなくなり、反対に、身体内部に向かって働くようになります。そしてこの時、感覚器官も外界の事物を捉えようと動き回ることをしなくなり、いわばその動きを止めた状態になってきます。」(P78)とありますが、これも制感の境地が即ち内観の充実した状態である事、を示唆しています。