2025-08-29 著者:小山一夫
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ヨーガスートラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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ウパニシャッドに始まるヴェーダーンタ哲学はアートマン(個の根源的原理)とブラフマン(世界の根源的原理)とが、一体であると説く梵我一如の思想を主張します。
両者が同一であることを悟ることによって真の自由を獲得し、全ての苦しみから離れることで、解脱を達成しようというわけです。
この思想が広まるにつれてヴェーダーンタ哲学を背景としたジュニャーナ・ヨーガが徐々に、ヨーガの主流となりました。
ただ、このアートマンは、真我と翻訳されることが多いので、先のプルシャと混同しがちですが、そこには本質的な違いがあります。
独存を目指すか、合一・融合を目指すか、背景となる思想の違いは、目的地だけでなく、その修行方法にも大きな影響を与えます。
「ヴェーダーンタはアートマン(真我)とブラハマン(宇宙実存)との一体性の自覚を究極目的とするから、真我(プルシャ)と自性(宇宙根源)との完全分離を理想とするサーンキャ哲学とは根本的に違っているということができる。」(「ヨーガの宗教理念」P218)
このヴェーダーンタの思想は、後に密教ヨーガの諸流派にも様々な形で受け入れられてゆきます。