2025-09-17 著者:小山一夫
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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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先に述べたように、ヨーガという言葉は、元々古代サンスクリット語で「馬を車につける」という意味であり、そこから二次的に「ムスぶ」「結合する」などの意味で使われるようになった、と言われていますが、文献的には釈迦以前のウパニシャッドに見出すことが出来ます。いずれにしても、そんな古い時代からヨーガという言葉は、既に瞑想や三昧の行を意味していたわけです。
たとえばハタヨーガは、ゴーラクシャ・ナータがまとめあげたものですが、それ以前から行法のかなりの部分はあったと思われるわけで、彼がその全てを創作したわけではありません。
それと同じく、タントラやヨーガという言葉の成立以前にも、その元となる技法は存在していた、と考える方が自然だと思います。
ですから私は、あえてタントラを広義に解釈し、特定の宗教や思想に囚われずに、その元素的マテリアルを世界各地に求めて研究することにしました。
ところでハタ・ヨーガ・プラディーピガーによれば、ラージャ・ヨーガはハタ・ヨーガの上位に位置しています。でもそれをもって流派の優劣を語るのは適当ではありません。むしろその背景を考察すべきだと思います。
何故密教が必要になったのか?
顕教では十分でなかったのか?
この問題についての私の答えは次の通りです。