一般財団法人 野萩青少年育成財団
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タントラとヨーガ 考-1

2025-09-16 著者:小山一夫

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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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第4章 タントラとヨーガ

1.タントラの定義


ここでヨーガとタントラについて少し掘り下げて考えたいと思います。

タントラ、この聞き慣れない言葉はヨーガの世界でも大変重要な意味を持っています。


ヨーガの起源についてはある意味で「人類の太古までさかのぼることができる」(佐保田博士)と言われていますが、私はむしろタントラ的なものが最初にあったと考えています。


確かに、一般的にタントラという場合2~3世紀頃からインドで発達した密教的な思想を指しますが、それはタントラをどのように定義するかによって変わってきます。


たとえば、インド密教の権威である松長有慶先生は、古代インド人の間で古くからもち続けられた民間信仰、祭式、儀礼、そして医学、薬学、天文学等の科学などを包含した民衆文化を総括した名称だと言われています。


もっともタントラについての研究はまだ結論には程遠いようなので、学者ごとに見解がわかれていても不思議ではありません。そこで学問的な研究は専門の学者の先生方にお任せするとして、私は技術的な面からタントラを考察してみたいと思います。


タントラという名称ではなくともその元素となるタントリズムの素材部分は、インドに限らず世界各地に古くから散見できます。たとえば五大文明の随所にタントラ(秘教)的な要素を見ることができますが、それらは原理的にひとつの共通したものを持っています。それは合一と融合のメソッドです。
 


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