一般財団法人 野萩青少年育成財団
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タントラとヨーガ 考-18

2025-10-03 著者:小山一夫

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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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バカバッドギーター(インド思想を代表する文献のひとつ)という本の中で、クリシュナ神は、アルジュナに戦場で勇敢に戦うことを命令します。事の善悪よりも、クシャトリヤとしての本分を全うしろということで、そこでは非暴力とか不殺生など関係ありません。


善悪観よりも、置かれている立場に沿った行動をとることが優先されます。これは輪廻転生とカーストの思想を強固に守ることを要求するものです。


しかも、カーストの本分を全うする際に、無執着と無私の行為を推奨するわけですから、支配階級にとってはこれ以上言うことはないでしょう。異論のある方も居られると思いますが、結果としてそれが階級社会を円滑に運営してゆく上でとても有効な裏付けとなったわけです。

つまり輪廻思想は、アーリア人や先住民が始めから持っていたものではなく、階級制度維持の目的で後日組み込まれたものなのです。


いずれにせよこの新たな試みはその後永きにわたって成功を収めましたが、その間に幾つかのほころびを見せることになります。


それが仏教のゴーダマ・ブッダであり、ジャイナ教のマハーヴィーラ達でした。
 


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