2025-10-20 著者:小山一夫
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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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無着は4世紀に活躍た天才ですが、仏教のみならずインド思想全体に極めて大きな影響を及ぼしました。ところが、その唯識思想ですが、無着自身は自らの発想ではないと言っているのです。
「瑜伽師地論」
これは無着によって記された書ですが、ヨーガと仏教の極致といっても過言ではないでしょう。悟りに至る17の階梯(地)を詳解したもので、当時はもちろん現代に至るまで、仏教に於ける最も重要な論書の一つとなっています。
しばしばナーガルージュナの「大智度論」と比されるこの論書ですが、1600年以上経ってもその輝きは失われることなく、その価値をより高めているように感じます。
この歴史的な作品ですが、実はその著者については明らかになっていません。瑜伽行者つまりヨーガ実践者の修行や悟りの境地などを説いた100巻にも及ぶ大部でありながら、その成立については不思議な伝説に包まれています。
「弥勒菩薩説、無着造、三蔵法師玄奘詔を奉じて訳す」とあるように、説者は弥勒菩薩つまりマイトレーヤだというのです。