2025-10-30 著者:小山一夫
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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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第5章 三密
1.三密とは
ここでタントラのもうひとつの側面について説明しましょう。
タントラはインドで仏教と結合し、その一部は空海によって日本にもたらされ、真言密教として発達しました。この密教に於いては「三密」が修行の基本であり、また即身成仏への必須要件だとされています。
空海の伝えた真言密教における三密とは、身(印契)・口(真言)・意(観想)の三つの行為を指します。
具体的には、本尊法を修するならば、身にその本尊を象徴する印契を結び、口に真言を唱え、意に本尊を観ずることになります。
もちろん、お次第書に従って様々な所作があるわけですが、まさに仏と一体化する入我我入の核心部分では、自らと本尊が一体となるために、特に入念に行なわれます。
なぜなら、それによって如来や菩薩、明王などの悟りや力を我がものにすることが出来ると信じられているからです。