2025-11-18 著者:小山一夫
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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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まずマーイトリ・ウパニシャッド(別名マーイトラーヤナ・ウパニシャッド)ですが、これは黒ヤジュル系の文献です。(「ウパニシャッド」P274)
18の「瑜伽行法」の出だしは「六支よりなる瑜伽」で、これは「調気、制感、静慮、執持、思択、等持」をその構成要素としています。ヨーガスートラの八部門とは多少異なりますので、佐保田博士の解説から簡単に説明します。
執持は凝念と同じです。
思択は「梵を見ること」、または
「静慮と執持において、意(思考作用)がその対象に正しく如実に達しているや否やを検査すること」です。
等持は三昧、定と同意です。
つまりヨーガスートラの五禁戒、五勧戒、坐法が消え、代わって思択が増えたことになります。これが「六支よりなる瑜伽」の構成です。ただ例示として、静慮が執持の前に来るのが気になりますが、これはヨーガスートラとの技術的な違いによるものだと想われます。その違いとは、まさに唵(聖音オーム)の使い方に表れています。