2025-11-17 著者:小山一夫
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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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さて聖音の反復誦唱(ヂャパ)ですが、ヨーガスートラに従って「この聖音を反復誦唱し、そしてこの音が表示する自在神を念想」(1-28)したとして、果たして三昧に到達できるかというと、それは無理だと思います。
ヨーガスートラでも「この行法を習得するならば、内観の力を得、ヨーガに対する障害を無くすことができる。」(1-29)程度のことしか言っていません。
障害の種類は、1-30にありますが、佐保田博士も「これによって解脱を得ることはできない」と解説(1-29)しています。
ではなぜ大した効果の無いものが、「ヨーガ行の中心的な要素」となり得たのでしょうか。実は、それを解く鍵は、ウパニシャッドにあります。つまりやり方次第ということなのです。
聖音を行法において深く用いているウパニシャッドを幾つか検証してみましょう。
ここでご紹介する三種類のウパニシャッドは、いずれもいわゆる後期の作品で、ヴェーダーンタ思想が伝統化した時期に属します。よって初期のものよりは内容的にもよくまとまっていますので、実践上、大変役立つものです。