一般財団法人 野萩青少年育成財団
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タントラとヨーガ 考-82

2025-12-06 著者:小山一夫

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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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④空間の歪みや波を肌で体感することは必要不可欠なことですが、いつまでもそれを楽しんでいては先に進めません。なぜならそのままでは、肉体とそれを包む雰囲気との境をなくすことができないからです。そこであえて自らの内部にその波を受け入れて、同化するようにします。そうすれば「ぶつかり」がなくなりますので、境が徐々に消えてゆきます。


以前、冬に山籠りして、滝行をしながら水想観を練習しました。最初は上手くゆきませんでしたが、この練習をしてからは、同じ原理だと体験的に理解することができました。


水想観とは、自分と水とを一体化させる観想法です。
ぶつかりがなくなり境が消えた時には、肉体の感覚は消失し、無重力の空間に自らの存在だけが浮かんでいるような境地になります。


この空の体験ができたら、空と表裏の関係にある虚も体得すべきです。これは視座を変えるだけなのですが、独力ではかなり困難なので、良師の指導を受けることをお奨めします。
具体的には、肉体の消失した状態で、スシュムナーだけを残し、そこにある種のエネルギーを注ぎ込みます。そうしますとスシュムナーはエネルギーの量に比例してどんどん広がり、チベットでいうところの中空の竹となります。

このときの注意点ですが、採気にならないようにしなければなりません。採気とは通常、「気」を外部から自らの意思で体内に取り入れる技法を指します。
 


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