2026-05-03 著者:小山一夫
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昔書いた日記からいくつかアップします。
2003-1-28
タントリック・ヨーガ-2 3種類のタントリック・ヨーガ
まずタントリック・ヨーガの3流派について。厳密には3流派ではなく3種類の側面とでも言うべきか。それは、ホワイト・タントリック・ヨーガ、レッド・タントリック・ヨーガ、ブラック・タントリック・ヨーガである。
バジアン師の言葉を借りると以下の通り。
White Tantric is to purify and uplift the being.
Black Tantric is for mental control of other people.
Red Tantric is for sexual enegy and sense.
これらを理解するにはチベット密教の構造について検証する必要がある。なぜならば、バジアン師の法統がチベットにあるとされているからだ。
チベットは御存知のように、仏教の最終形態でもある後期密教がもっとも純粋な形で伝えられた地でもある。それは教えの特殊性からながきにわたって数多くの誤解と幻想に包まれてきた。近年、ダライラマなどのおかげでその実像の一端が我々の目に触れるようになってきたが、当然のことながらそれは単なる氷山の一角に過ぎない。
チベット密教の全貌は膨大な範囲に及び、部外者にはとても窺い知ることは出来ないだろう。恐らく日本人で全ての伝授を受けたものはいないに違いない。それほどに極めて奥行の深いものだといえよう。ただ最初に理解すべきは、ヨーガと仏教との関係だ。
かねてより言っているように、ヨーガは道具に過ぎない。つまりこの場合ヨーガが後期密教に取り入れられて言わば禅の様に仏教ヨーガの一つとして確立し、チベットへ伝えられたと考えた方がいい。私はここでタントリック・ヨーガを考察する際に、チベット密教のヨーガ的側面をその構造の解明に利用したいと思う。その辺りをくれぐれも誤解なき様お願いしたい。