2026-05-28 著者:小山一夫
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昔書いた日記からいくつかアップします。
2003-2-23
タントリック・ヨーガ-18 清浄派と栽接派
道家の内丹は清浄派と栽接派に分かれる。これは技術的には房中術を採用するか否かによる分類だが、その意味するところは深い。清浄派は天丹法(築基法)・地丹法(食餌法)を行なうが、別表では、ヨーガとの対比の中にホワイト・タントリック・ヨーガを含めているので、疑問をもたれた方もいるかもしれないが、これはホワイト・タントリック・ヨーガの領域を広義に解釈している為であり、中国的な行法をヨーガの世界に位置付けようとする新たな試みだと解釈されたい。仙道における大周天後の展開が、ホワイト・タントリック・ヨーガのハイレベルな世界と極めて酷似していることがその理由だ。
清浄派も栽接派も手法は別にして体内に陽気を充実させることに当初の主眼を置いている。そのため、両者共に最初は築基法を行なう訳だ。清浄派はそこからの積み上げだから当然として、栽接派は何故最初から房中術に入らないのだろうか。その疑問は至極当然だ。栽接派は、築基法を行ない内的に陽気を得るだけよりもより効果があると考えた為に房中術を採用したのだから。
これは実際やってみるとわかるが、仮に房中術によって異性から気を採取できたとしても、それを自らの体内に担持するのはとても難しい。きちんと築基法を修行していれば、陽気をある程度コントロールできるようになるので問題はないが、もしやっていないとすれば、採取した気はすぐにも放散してしまう。この場合、当初の目的を達成することが出来ず、房中術としても中途半端で終わることになる。故に、房中術を実行する前に天丹法の修行が必要とされるわけだ。本来はここで仙道の発展過程と各派の成立経緯・概要を歴史的に解説したい所だが、あくまでもタントリック・ヨーガを主題としているので別の機会に譲ることにする。