一般財団法人 野萩青少年育成財団
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中国医学 考―11

2026-08-03 著者:小山一夫

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昔書いた日記からいくつかアップします。

 

 

ここでは薬療医学の金元四大家として名高い朱丹渓、劉完素、李東垣、張従正について解説したい。


劉完素(金代)寒涼派、消炎治療派 
張従正(金代)攻下派、病原排除派 
李東垣(元代)温補派、元気促進派 
朱丹渓(元代)滋陰派、栄養補給派 


この四人の違いは地域性と時代性がその主たる理由であると推察できる。
劉完素に代表される寒涼派とは、主として治療に寒性薬と涼性薬を用いる。疾病の大部分が火邪つまり炎症によるものと考えたことに起因する。


張従正に代表される攻下派は治療に際し、発汗、催吐、瀉下の三つの方法を主とする。疾病は元々人体にあるものではなく、外来か内生の何れかの要因によるものとして、病邪を体外に排除することにより疾病も消失されるというのが理論的根拠となっている。


李東垣に代表される温補派は治療に際し、温薬と補薬を多用する。その理論根拠としては、疾病が主に元気の不足によるものと考えたことによる。


朱丹渓に代表される滋陰派は治療にあたり陰を助けることを主とする。つまり肉体が栄養を失うことによって病気が発生すると考えたのである。
 


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