2026-08-20 著者:小山一夫
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昔書いた日記からいくつかアップします。
私は基本的に方剤に副作用はないと考えている。「副作用」の定義を、其の薬物が目的に従って正しく服用されたにもかかわらず、治療犠牲として生体に悪影響を及ぼすことをいうと解釈するならば、もしも誤った使い方をして生体を傷つけた場合に、其の薬物の「副作用」であると断ずることは不合理であろう。
例えば、熱証の患者に熱性薬を大量に投与して、後日副作用だと騒ぐのは的外れな言い掛かりであると言わざるを得ない。この様に医師や薬剤師が正しい中国医学を知らずにでたらめな処方をした結果として薬害事故が生じ、結果として中国医学の信用が崩れるのはとても残念である。
風邪ならば葛根湯という具合に、一つの病名に一つの処方という考え方を根本的に改めなければ薬害事故はなくならないだろう。
湿疹一つの治療でも其の患者の体質と状況で凡そ23通りの処方が組めるほど中国医学は精細な対応能力を有しているのだから。