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「炬」おしゃべり  一、二が出来れば-2

著者:若月佑孔 / 元ブログ投稿日:2023-08-20

 

普通の人は、そのスタートの最初から無理と判ってい乍ら、早々から止められるか とか、今更体面にかかはる、面子の問題さと兎角無理に押し通す。

 

曲り鉄砲を撃ち放すやうなもの、弾が何処へ飛ぶやら判りやしない。

 

例へば、親方‼︎鉄筋がたりませんぜ。よし、その竹を代りに入れとけ。セメントが不足だ 砂を足しとけ、これでは足場がある中は立っている。足場を外づしたら、一緒にどかんと崩れて終ふ。池袋にこんなにして壊れた建築中の現場があったっけ。


こんなごまかしを事業上随分とやる人がある。

結果は必ず失敗して、私は何時も運が悪るいんだと嘆く。


だから、一、二を正しく整へれば十まては自然に出来るが、一、二からゴマカシでは到底だめなのです。

 

旅行に出やうとする、一寸でも故障が這入ったら中止になさい。
潔ぎよく、神様が止めて居るんですから。


事業を初めようとする、思はぬ事情が発生する、直ちにストップ。もふ一回考へ直しです。

何故と、其の事情の由来した原因を尋ね求めて下さい、それを何とかなるだろふでわ、押し通すと必ず何とかなつて現はれます。

 

大根の種子と人参の種子一粒をまぜて蒔いて、人参が大根に気兼ねして白くなりはしない。

それと同じです。


悪るい、故障が出た、と、すぐ止められる人は英雄です。

四囲の人に切角此処までやつたのだからと云はれてズルズル引張られるのは、ズルズルと失敗です。

目的に似たものは出来るでせふ。然し成功とは云はれません。

 

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