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「炬」おしゃべり 殻を脱ぐ―3

著者:若月佑孔 / 元ブログ投稿日:2024-03-10

 

殻とは斯ふなんです、

山崎と云ふ軍人の家庭の五男坊として生れた、

「此奴こそ将来は陸軍大将に、なる奴だぞ」と親父は期待したらしい、

男ばかりの五人兄弟だから朝から夜、寝るまでケンカゲンカで育つ、ヤア男は斯ふせねばならぬ、ヤア男のくせに臆病な×××× ヤレ学校は兄貴は幼年学校だがお前は×××いろいろと形付けられて遂々十九、

「俺は俺だ、俺は日本中で俺一人なんだぞ」覇気満々、又、おやじが悪るい、小さい時から、四書五経の君子の道でなく、孫子呉子の兵書で漢文を教へてくれた、真っ黒ケの右翼にならざるを得ない。これが第一の殻でした。

 

その与へられた環境、学問、習慣、これがコンクリート、ペンキの様になっている。それを除いたら、お前は何んだ お前はそのコンクリートやペンキ塗りで、自分を大威張りで俺だと云って居たのか、本当の中味は何だ‼︎とやられると、サア判らない。
 

生命と云ふものがあります、

勿論、この躯の"いのち"です、私も皆様も一生けんめい働きます。生きて居る為です。口が可愛いからです。本当に生きる為に働いて居ます。働かねばなりません。

が働く為に生きて居るのでせうか。働く目的は?食ふ為にさ、現実実際の生活はそうなんです。でもそれでは余り淋しい。
 

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