男性としては、自分の進路の苦難を知って、それでも、どうしてもやってみたい!!その意気を本当に知ってくれる女性こそ、「明星の様に美くしく、」考へられるのだ。此の希望の為の苦しみを理解してくれる佳き人こそ、母の代わりとして、結婚相手に撰ぶのである。
だから、恋愛をしたら、第一にこの「理解」が必要だ。
恋人が「この研究がしたい」俺は斯う生きるんだと眼を輝かして言ひ、その希望が大きい程男らしくて、協力も楽しいではないか、それを結婚したら、テレビだ、電気洗濯機だと、女みたいにケチな計画をしてゐる野郎もある。こんな奴に限って、月末になると、女房の書いた家計簿にパチパチと器用にソロバンを入れてアレコレ言う、雄だか雌だか判らぬ奴、正確に会社に行って、買ひものまでして帰って来る。ネクタイやスボンを取替えるのが楽しみなのも居る。こんなものは女房として協力すべき力の用ひどころがない。張り合ひがない、退屈だね、愛情?理解?そんなのは不必要の雌雄の生活だ。
