小風中風大風と申しまして、平常は丈夫なのに突然病気になる、薬や靜養で輕るくなほるのは小風と申します、これは、ちょっとした不節制や、無理、疲勞の上に急に熱かったり、寒むい目に逢ったりした場合のもの、
中風とは、永い間の不節制や、疲勞や、職業に依る躯の片扁な使ひ方や、永い間の暑いところ、冷えるところでの生活が重なって、それがいよいよ發病の形になったもの、半身不隨の様になるか、寝込んだら二年も三年も起きられない原因は何だか判らないんだそうてすと苦しんでゐる、これが中風、永い間の不養生や疲勞等が資本となってゐます、
大風とは体質的に悪るいもの、悪るくなったもの遺傳的に体質が悪るくなったものを示します。
何だこの位いとして風邪の原因を考へずに無視して、その不節制の生活を續けて習慣にまでして終うと、中風となって現はれるし、それを尚ほ重ねると、体質的に悪化させて終って大風になって終ひます。
