知らず知らず、いつの間にか風邪をひいて居る様に生活も何時のまにか不健康、病気の状態になって居たりするものです。
生活の永い習慣が家風か方式やを作り出し、個人的には習慣を作り上げ性格、気性まで作り出して終して居て、生活のバランスが壞れてゐても、不幸を招来して居ても気付かずに居たり、改革の方策を見失ったりしてゐるものなのです。
それは丁度、輕るい風邪と思ってゐて重い病気になって終って居るやうなものです、風邪とは現代語ではインフルエンザだったり喉頭炎と云はれますが、古医学特に漢法医学では風邪の事を「邪風に当る」と云ひます。
風にワイワイ騷ぐから藪医者と云うが、風邪こそ萬病のスタートなのですから、古代医学では、風邪を非常に重大視して居るのです。
過勞や不節制や暴飲暴食をしておいて、過度の暑さや濕陰の気を受けるとその躯の皮膚の調節が適当に行はれなくなって、躯の陰陽のバランスが壞れる、此処で風邪の状態が出て来ます、「朕理蜜ならざればなり」と云うのがそれで、不節制が皮膚を弱め、筋肉を疲勞させ、それで病気を招くのだと云うのです、
